彫刻、絵画、版画とすべてに長けたスイスの芸術家アルベルト・ジャコメッティ。
彼の創作活動の全貌をとらえるドキュメンタリー。 |
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スイス・アルプスのふもとに生まれ、パリで活躍した芸術家アルベルト・ジャコメッティ。針金のように細く、縦に引き伸ばされた彫刻に特徴があることで知られる。没後40年となった昨年は日本で展覧会が開かれ、その魅力は若い人へも広く知られるようになった。本作はジャコメッティが生まれ育ったスイスの美しい風景と共に、彼の生涯と作品を紹介するドキュメンタリー。細い彫刻や小さな人物像についての逸話、創造と破壊を繰り返す終わりのない創作活動、交流のあった日本人哲学者・矢内原伊作についてのエピソードなどが語られる。
1965年に撮影された貴重なドキュメンタリー映像を交えながら、ジャコメッティと交流のあった写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンや画家バルテュス、美術評論家ジェイムズ・ロードなどがインタビューに答える。作品中のジャコメッティの言葉は、彼の寄稿や手紙などを集めた書籍『ジャコメッティ エクリ』(みすず書房刊)より引用。常に前進し続ける意欲的なジャコメッティの姿を思い描くことができる。監督は日本で公開された『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』の大ヒットが記憶に新しいハインツ・バトラー。『瞬間の記憶』で見せた静かで美しい映像を本作でも見ることができる。
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アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966年)
1901年、スイスのボルゴノーヴォに生まれ、近郊スタンパで育つ。13歳で初めての彫刻を制作。1919年、ジュネーヴ美術学校でデッサンや油彩を学ぶがすぐに辞め、ジュネーヴ工芸学校で彫刻を学ぶ。1920〜21年にイタリアを旅し様々な芸術に影響を受けた後、1922年パリに転居し、ロダンの弟子アントワーヌ・ブールデルに学ぶ。1930年、サルバドール・ダリとアンドレ・ブルトンに誘われシュルレアリスム運動に参加し、ルイス・ブニュエル、マン・レイ、ジョアン・ミロらと交流を深める。1935年、シュルレアリスムと決別、人物モデルを写生する伝統的な手法に立ち戻る。第二次世界大戦中にジュネーヴに戻り、この頃から次第に小さく細い彫刻を作り出すようになる。1956年、パリに滞在していた日本人哲学者の矢内原伊作をモデルに彫像と肖像画の制作を始める。この頃から世界的評価が高まり、1962年に開催されたヴェネツィア・ヴィエンナーレでは彫刻部門で大賞を受賞し、ジャコメッティのために一室が用意された。同年に胃がんであることが発覚するが、欧米各地で開かれた展覧会に顔を出す。1966年に死去。現在でも評価は高く世界各地で展覧会が開かれ、母国スイスでは100スイスフラン札の肖像にもなっている。なお、父ジョバンニは画家、弟ディエゴは家具製作者、2番目の弟ブルーノは建築家。
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出演:
アルベルト・ジャコメッティ(アーカイヴ映像)、ブルーノ・ジャコメッティ(アルベルトの弟/建築家)、アンリ・カルティエ=ブレッソン(写真家/マグナム・フォト創設者)、エルンスト・シャイデッガー(写真家)、バルテュス(画家)、ジャン・クレール(美術史家/ピカソ美術館館長)、ヤン・クルジエ(アートディーラー)、ジェイムズ・ロード(美術評論家)ほか
字幕監修・解説:
武田昭彦(美術評論家/ジャコメッティ研究)
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『アルベルト・ジャコメッティ 本質を見つめる芸術家』
をご購入いただき、誠にありがとうございます。
本編に登場する作品名の表記に誤りがございました。
お詫びして訂正致します。
(本編:19分04秒)
『支柱の上の頭』 1947年 は誤りでした。正しくは
『軸上の頭部』 1947年 です。
(本編:27分33秒)
『矢内原伊作の肖像』 1956-57年 は誤りでした。正しくは、
『アイシャ』 1959年 です。
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