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ライトは1867年に生まれ1959年にその生涯を閉じるまで3度の結婚をし、7人の子供を授かった。その間に彼が設計を手掛けた建築物は、有名なグッゲンハイム美術館、落水荘、帝国ホテルなどを含め、世界中でおよそ800件にのぼる。想像を絶する数である。20世紀建築界のカリスマと謳われ、公私共に派手な生活を送っていた彼を憎んだり妬む者も多くいたが、彼を尊敬し、崇拝と呼ぶにふさわしい敬意を示す者は数えきれなかった。だが彼が世間に認知され始めたのは、晩年を迎えてからであった。そして、彼は世界で最も有名な建築家として知られるようになったのだ。
“Frank Lloyd Wright”は謎に満ちたライトの人生、そして彼が生きた時代を映し出す。建築業界に携わる人はもちろん、建築に携わっていない人にも楽しめる力作である。本作は1960年にCBSで放送された番組以来となる彼の人生に焦点を当てたドキュメンタリーで、近年設立されたフランク・ロイド・ライト財団が権利を持つ貴重なアーカイブ映像を多数用いた初めての作品である。
従来の建築に関する映画は専門的な要素が多かったが、本作はライトの生涯を語ると共に、観ている者に問いかける。一体誰が最初に“家”というものを創ったのか?人類は“建物”というものをどう捉えているのか?創られた環境とは?これらの疑問を投げかけると共に、人の人生がどういう形でその人の創作物に現れるのかを、ライトを通して描写する。
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